AppleWatchをつけてサウナに入って良いのか…？
実は僕、根っからのApple信者でして、スマートフォンはiPhone、PCはMacBookProとiMac、そして時計はAppleWatchなのです。
AppleWatchはとても便利でして、電子マネーになるので電車の改札は便利ですし、お買い物だって電子マネーが使えるので一瞬です。 ランニングの時もAppleWatchをつけていれば距離も測れるし、心拍だって測れます。
・・・
そう、心拍…。 AppleWatchは心拍計になるというところが、サウナーにとっても魅力的なポイントですよね。
ととのいのポイントとしては、サウナで心拍数を高め、水風呂でクールダウンして心拍数を下げて上げること。 その繰り返しが大事だとよく言われています。 ↓こちらのブログでわかりやすく解説されているのでもし良ければご覧ください。
↓サウナドクターこと、加藤先生もこちらの書籍で説明しているのでもし良ければ。
医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
- 作者:加藤 容崇
- 発売日: 2020/03/05
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
AppleWatchはサウナに耐えられるのか？
と、いうことで私はサウナにAppleWatchをつけたまま入りたい！！
でもAppleWatchって安いものじゃないですし、ちょっと不安ですよね…。
Appleの公式見解によるとこちら。
ンンン〜〜〜。
Apple Watch は、環境温度が 32℉ 〜 95℉ (0℃ 〜 35℃) のときに最も安定して動作するように設計されています。また、保管に適した環境温度は -4℉ 〜 113℉ (-20℃ 〜 45℃) です。
サウナはどんなに低くても室温50℃以上はあるでしょうからちょっとだけ不安です…。
いやでも！そんな不安よりもサウナにAppleWatchをつけて僕は入りたいんだ！！！ AppleWatchくんもサウナで死ねるなら本望のはず！！（絶対違う）
ということで、最近AppleWatchをつけたままサウナに入ってるのですが、今のところ問題はありません。 入って問題ない状態のログを残しておきますのでご参考まで。 （保障はしませんのであくまで以下の情報は参考程度でお願いいたします。）
今のところ、サウナ利用期間：約１ヶ月 入ったサウナ回数（日数計算）：７日間
入って問題なかったサウナ
・8hotel chigasaki サウナ室温：89℃ （サウナイキタイ調べ） sauna-ikitai.com
・かるまる 池袋 サウナ室温：65~91℃（サウナイキタイ調べ） sauna-ikitai.com
・仙川湯けむりの里 サウナ室温：90℃（サウナイキタイ調べ） sauna-ikitai.com
おや、故障かな？と思った事象
かるまるの熱烈オートロウリュ体験中のことでした。
岩サウナの進化版オートロウリュ！！
— かるまる 池袋【公式】 (@karumaru_sauna) 2020年7月24日
綺麗なポップが出来あがりました！！
だいぶ見やすくなったと思いますのでご確認ください！
熱烈オートロウリュは、本当に灼熱になります。。
体調に合わせて無理だけはされないでください！！ pic.twitter.com/7w2ujHKMS0
心拍計をつけっぱなしにしてたんですね。 すると、AppleWatchが急にシャットダウンし、急に再起動をはじめました。
ちょっとドキッとしましたが、高温の場所でAppleWatchのアプリを立ち上げているのはよくないのかもしれませんね…。
AppleWatchではちょっと怖いなと思う方へ。
AppleWatchは高いですから…。 よく、サウナーの方のTweetやブログを拝見すると、Xiaomi Mi Bandをオススメされている方が多いですね。 スマートウォッチのわりには安価なので、Xiaomi Mi Bandなどでも良いかもしれませんね。 ちなみにこちらのスマートウォッチも45℃までの利用が推奨されておりました！
AppleWatchはこちら
▼AppleWatch Series 5
Apple Watch Series 5(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド - S/M & M/L
- 発売日: 2019/09/20
- メディア: Wireless Phone Accessory
▼AppleWatch Series 3
Apple Watch Series 3(GPSモデル)- 38mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: エレクトロニクス
サウナレポート#3 ZEN VAGUE
神奈川サ旅第２弾レポート。 前回の茅ヶ崎にある「8hotel chigasaki」に宿泊した翌日、こちらもずっと気になっていた「ZEN VAGUE」に行ってきました。
こちらは、鎌倉にあるゲストハウスにあるサウナ施設。 TTNEプロデュースということで、２日連続でTTNEプロデュース施設にお世話になることに。
宿泊はせずに、サウナのみ利用をさせていただきました。
到着からサウナまで
当日は車で伺ったのですが、こちらには提携の駐車場がないようで、近くのコインパーキングに駐車をしました。 鎌倉という観光地のため、土日祝料金で30分300円とコインパーキングの料金はやや高め。まあ致し方なし、でしょう。
江ノ島電鉄の長谷駅の近くのため、電車で行っても良いかもしれません。
ZEN VAGUEさんは、メインの通りから路地を進み住宅街に入っていきます。 この路地もまた風情がある…。夏の昼下がりに歩いたら、田舎の青春時代を思い出すかもしれません。（そんな私は根っからの東京育ち）
ZEN VAUGEさんの入り口、めちゃめちゃわかりにくいので要注意！！ 住宅と住宅の間に小道があり、そこにZEN VAGUEさんのロゴがあります。 そのロゴを目印にしても良いかもしれないですし、風情のある砂利の小道になっているので、それを参考にしてみても良いかもしれません。
到着したら、砂利は踏まずに（お手入れされてる庭園なので気をつけてください）受付へ。 イカしたお兄さんが出迎えてくださいます。
サウナのみの利用で1,500円(税込)、水着をお持ちではない方は+500円でレンタルすることができます。 定員は何名まで行けるんだろう…。サウナの中の大きさと外気浴スペースにある椅子の数的に、4人までが一番楽しめる人数だと思います！！
1,500円の中には、500mlのお水のペットボトルと大きいバスタオルが２枚分も含まれています。素敵なホスピタリティーですね。
お支払いをした後は、簡単に施設の案内を受けます。 室内のシャワースペースで着替えをし、外のサウナへ。シャワスペースに荷物を置くことは可能ですが、貴重品は自己管理。他の方も使う可能性があるのでシャワースペースの荷物は小さくまとめておいてください。 ※パーソナルトレーニングスペースも併設されており、実際にトレーニングされてる方がいらっしゃいました。
いざ、サウナへ！
サウナの外観はこんな感じ。まるで宇宙船ですね！！ 残念ながら、衛生上の関係で水風呂はありません。代わりに温冷両方出てくるシャワーがあるのでそちらをお使いください。
サウナは二重扉になっていて、熱が逃げにくくなっています。 4人入ればいっぱいになるほどの空間にサウナストーブがひとつ。 攪拌用のバスタオルも準備されているので、アウフグーサーごっこがこちらでもできてしまいます。
熱波を送る側になるとめちゃくちゃ汗出るんですよね…笑
サウナ内はこんな感じです。
上の写真の奥の方に見える庭園で外気浴を楽しむことができます。 閑静な住宅街にあるので、人の声はほとんどせず、風の音と鳥とセミの音だけが…。 外気浴をしていたら、いつの間にか眠りに落ちてしまいました。
サウナの利用は２時間制となるため、着替えまで済んでいる必要があるので、そちらだけお気をつけください。
今回は満室で宿泊はできませんでしたが、ドミトリーの利用であれば4,000円程度〜利用できるそうなので、次回は宿泊もしてみようと思います。
雰囲気がわかる動画を私のストーリーにUPしているので良ければ是非ご覧ください！！
サウナレポート#2 8hotel chigasaki
初回のレポートから期間が空いておりましたが、ついこの間まだあまり知られていない天国を発見してしまいました。
2020年7月17日にオープンしたばかりの施設、「8hotel chigasaki」
茅ヶ崎駅より徒歩５分程度という好立地に位置する新しいホテル施設です。
こちらの施設を初めて見つけた時は、「ああ、パリピ向け施設かな…。インスタ映えを求めてくる人が多そうだな…。」とたかを括っていたのですが、よくよく調べるとTTNEプロデュースのサウナがあるということがわかり、いてもたってもいられず即予約。 友人とこの施設へ向かうこととなりました。ツイン3室シングル33室ということで、ホテルと言うよりは海外のモーテルに近いイメージ。 サウナはホテル利用者専用ということでかなりワクワクしました。
到着からサウナまでの流れ
当日はカーシェアで車を借りて現地へ。（ちなみに気になっていたヨコスパ竜泉寺に足を運んでから現地に向かいました）
施設に駐車場はないということで、歩いて６分程度のアットーパーク茅ヶ崎というコインパーキングに車を停めました。 こちらが唯一の提携駐車場ということで、支配人のような方がとても丁寧に教えてくださいました。（ありがとうございます！！）
チェックインは一人ずつ可能でカードキーを受け取りまずは部屋へ。 施設全体が白と水色基調で、海好きな私としてはとてもテンションが上がりました。
施設１階の真ん中にはお洒落なプールが。そうここは水風呂がない代わりにプールで身体を冷やすことができるんですね。
ちなみにここのサウナは男女共用のため水着着用が必須となります。 私は水着を持っていくのを忘れてしまいましたが、１日1,000円で水着を借りることもできますのでご安心ください。男性用はS/M/Lと3サイズ用意があったはず。
女性用ももちろんレンタルがあるようです。販売もしてました。
部屋には、ガウンが用意されているので、水着に着替えガウンを着用したら１階にあるサウナへ向かうことになります。 室内にホテルによくある簡易のスリッパもあるのですが、雰囲気を味わうのであればご自身用のサンダルを用意された方が良いかも！
いざ、サウナレポート！
１階に降りると土足禁止スペースがあるのでそこでサンダルを脱ぎます。どうやらここでヨガなどがあることもあるようですね。
そして現れてくるのが待ちに待ったサウナ…！
もちろんフィンランドサウナでななななんとセルフロウリュウも楽しむことができました。 サウナの外にはガウンや持ち物をかけるところ、メガネ置き場もあるのでご安心くださいね。 冷水機もありますし、使い放題(?)のタオルもあるので至れり尽くせりです。
お部屋の入りはどれくらいかはわからなかったのですが、まだまだオープンしたばかりということもあり、かなり広々とサウナを楽しめることができます。
サウナの温度は80度くらいだったはず。ロウリュウもできるので、一緒に入った方にお声がけをして体感温度を高めることももちろん可能です。 私は友人と貸し切り状態だった時間にアウフグーサーの真似っこをしました。素人がやっても結構気持ち良いものです。
サウナを出て外へ向かうとそこにはシャワーが。（あ、サウナに入る前にもちろんここで清めました） お湯のシャワーはもちろん、チラーが使われてキンキンに冷えているコールドシャワーもあるのです。水温表示もあり、私が行った時は14度くらいの水温を保っていた感じでした。
シャワーで汗を流した後は、いざプールへ…！ プールなので気兼ねなく頭まで潜ることができますね。
プールの近くには浮き輪も用意されています。 ちょっと恥ずかしかったのですが、浮き輪を使いながらぷかぷか浮いていると速攻でととのってしまいます。
水風呂ではなくプールなので入りすぎてしまいますが、それには注意！低体温症などもあり得ますからね。 適度に身体をクールダウンしたら、リクライニングチェアでぜひおやすみを。茅ヶ崎の風が心地よくしてくれます。
アフターサウナは…？
お店の周りは、雰囲気の良さげな居酒屋さんばかりです。 今回私は、トラトラさんという居酒屋へ。ホテルから歩いて３分程度の場所です。
食べログ評価が3.1でも侮ることなかれ。地元の方っぽい方で満席状態でしたし、何よりお酒もご飯もとっても美味しくそしてリーズナブル！ 4時間ほど居座ってしまいました。最後の方は、サービスもしてくださって気持ちまでととのってしまいました…。
個人的にはキンミヤ焼酎がボトルでキープされているのがずらっと並んでいるのを見てテンションが爆上がりです笑
他のお店も気になるな〜と思いつつ、また訪れた際はここに通ってしまいそうです笑
ホテルの雰囲気を知りたい方は、ぜひ以下のリンクから私のストーリーをご覧ください！
サウナレポート#1 ~The Sauna~
Moi！
サウナーの皆さんはご存知でしょうか？
長野は野尻湖のほとりにある、ゲストハウスLAMPに併設された「The Sauna」を。
サウナにハマって約１年が経過し、全国には素晴らしいサウナ施設が山ほどある中でも一際目を引いたのがこの「The Sauna」でした。
都内近郊に住んでいるため、
長野駅からレンタカーで車を借り、約1時間走らせるとたどり着くことができます。
事前予約〜受付
The Saunaは現在大人気のため（2020年3月20日現在で、サウナイキタイにてイキタイ数1,168！！）、土日のサウナは事前予約が必要と思われます。
全５回＋土日祝日のみ早朝営業の、事前予約時間制。
第１部：10:00~12:00
第２部：12:30~14:30
第３部：15:00~17:00
第４部：17:30~19:30
第５部：20:00~22:00
※早朝営業は8:00~9:30
※詳しくは、ゲストハウスLAMP公式HPへ
宿泊予約のタイミングで、17:30~19:30の回を予約したところ、残念ながらその回は埋まってしまってるとのメールでのご案内が。
12:30~14:30の回であれば、予約可能ということで、チェックイン前ではありますが、その回でお願いすることができました。
レンタカーで野尻湖まで向かうと、可愛らしいゲストハウスLAMPの看板が出迎えてくれ、まずはゲストハウスの受付へ。
受付で、サウナ料金1,500円+バスタオル300円+ポンチョ300円をレンタルし、脱衣所へ案内される。（この日は雪が降っていたので、ポンチョがあってちょうど良かったですが、もう少し暖かければポンチョは不要かも？）
レンタルタオルは下記商品みたいな感じ。3,000円くらいで買えたのでポチりました。
いざ、サウナへ
脱衣所で水着に着替えて、極寒の外へ。（ポンチョないと本当にしんどかったかも）
そして、The Saunaとご対面！
野田クラクションべべーさんからサウナの使い方に関する簡単なご指南をしていただき、いざ入室。
↓野田クラクションべべーさんのTwitter。今日（2020年3月20日からWOWOWで始まる、サウナーーーズの番組にもThe Saunaは取り上げられるようですね。楽しみ！）
本日(20日)23:30〜 #サウナーーーズ がスタートー👏
— 野田クラクションベベー / The Sauna支配人 (@nodaklaxonbebe) 2020年3月19日
全6回予定で、The Saunaは後半の4/17,24出演予定です〜🧖
イケメン三銃士に囲まれて幸せでした🕺
磯村勇斗さん、鈴木伸之さん、稲葉友さんありがとうございましたっ🤗
ぜひぜひチェックしてください〜！#wowow https://t.co/NYNaSVXK3X pic.twitter.com/K5TDQMoj5I
室温は80~85度前後らしく、セルフロウリュウが可能。薪がパチパチと燃えている姿を見ながら、そして近くの清流が流れる音を聴きながら入るサウナは最高でした。
時折、べべーさんをはじめとするThe Saunaのスタッフの方が、室温の確認をしに来てくださるため、温度にもムラなく楽しめることができます。
きわめつけはこちらの水風呂…。
水温何度だと思いますか？？
なんと…2度！！！
実は、ボクは過去に池袋のかるまるのシングルにしか入ったことなく入る寸前まではビビりまくってました。
いざ、意を決して入水してみると…
つっめたーーーーーー！！！！
でも入れるー！！！なんだこれー！！！でも声出るー！！！！
一緒にサウナ入られていた方皆さん、水風呂に入りながら叫んでました。笑
流石に10秒程度で身体がジンジン痛くなってきてギブアップ。そこから外気浴が始まるんですが、ほんの数秒でジンジンが消え、身体があったまってくるんです。そこからととのいタイムのスタート…。
不思議ですよね…ととのうって。あんだけ熱くて辛くて、あんだけ冷たいのにそのあとに最高のととのいタイムがやってくる…。
雪が降る中の外気浴は最高でした。。
2時間フルに使って、5セットで締めくくり。
普段は3セットしか入らないのですが、3セットはちょっともったいなさすぎました。
サ飯
LAMPさんではランチもご提供されているのですが、時間的にランチは逃してしまいました…。
と、いうことで現地のグルメを早速探して車で外へ向かいました！
車で10分くらいの場所に遅くまでやってる蕎麦屋兼居酒屋さんがあったので行ってきました。
サウナ後のご飯は、味覚が敏感なのでとっても美味しく感じるんですよね。あたたかいとりそばをいただきました。
最高だった…。
夜や早朝にもう１回入りたいなぁ〜と思い、ダメもとでサウナが空いてないかスタッフの方に聞いてみたのですが、残念ながら予約がいっぱいとのこと。
また絶対きます！！！
The Sauna 情報
サウナ室温：85~90度
収容人数：8~10名
ドライサウナ・ストーン・薪サウナ・TV無
水風呂水温：2~3度
デッキチェアたくさん
水着着用
ボクがサウナにハマった理由。 〜自己紹介〜
2020年3月14日 the sauna@長野
この日がボクのサウナ人生の第二章になりそうだ。
物心ついてから、ボクは人と話したり接するのが億劫になっていた。
決してコミュニケーションが苦手なわけではないが、あらゆることに気を使ってしまい、頭を使ってしまう。
そんなボクは、社会人になってから早々に潰れてしまった。
比較的周りから憧れを抱いてもらえるようなキャリアのスタートだったが、自分自身は何も満たされず、どんどん生きるのが辛くなってしまった。
1社目でうまくいかず退職をし、運良く拾ってもらえた会社でも、自身をコントロールすることができず休職することになってしまった。
ありがたいことに復帰をさせてもらえ、たくさんのチャンスをいただけるぐらいには復活することができた。
だけど、根本は変わらず特に生きることが楽しくない。ボクの人生は気がついたらグレー色だった。
いろんなことを考え毎日を生きていて、何も考えたくない世界を求め、酒に溺れることを求めることもあった。
そんなボクに転機が訪れたのは、会社の同僚にサウナに誘われてからだ。
「サ道」という漫画がドラマ化され、「なんとなく流行っているんだな」くらいには意識があった。
たまたま予定が空いていたので、同僚の誘いにのっかり、横浜駅東口にある「SKYSPA 横浜」へ。
当時のボクは、温泉やお風呂は好きだったものの、誰かと行くことなんてもちろん苦手で、サウナそのものには苦行というイメージすらあったし、水風呂なんて入ったこともなかった。
しかし、「SKYSPA 横浜」はサウナのための施設だというじゃないか。
決して安い値段でもなかったので、意を決して見よう見まねでサウナにチャレンジした。
アウフグース(ロウリュウ)のイベントに参加しないかと同僚に誘われ、これも断り切れずに参加。水風呂も我慢して入ってみた。
1セット目は案の定つらい。熱い、冷たい、何が楽しいんだこれは。と。
ボクの世界が変わったのは2周目からだった。水風呂に入ったあと外気浴をしていると、少し寒さを感じ早歩きでサウナに入っていくことができた。
少し身体が冷えていたのか、1セット目より格段にサウナにいることができた。
あまり辛いと感じることなくサウナの中で汗を流すことができ、次第に身体が、脳が水風呂を求めていた。
最も心地良かったのは、水風呂を求めることと自分の身体を自分の汗が伝っていくことだけを感じながら無心になることができたのだ。
「無心になれたのはいつ以来だろう。」
心地よさはそこで終わらなかった。
水風呂に入り、じっとしていると冷たさを感じなくなってくる。そう、羽衣だ。
身体の周りを膜のようなものが纏っている。あんなに冷たく辛かった水風呂が、どこか懐かしい、母胎の中の羊水のようなそんな温かみに変わっていった。
水風呂に入り終わり、たくさん並べられた白い椅子に腰掛ける。
目の前がボヤけていき、頭が真っ白になる。かと言って気持ち悪いわけでもなく、酔っぱらった感じでもない。
あとから気づいたが、ボクは運良く初回から「ととのう」ことができたのだ。
この体験を終えたボクは、サウナの帰路に立っている間、これまでの人生の中で感じたこともない多幸感に包まれていた。
睡眠が満足にとれない日々が続いていたにも関わらず、その晩は久しぶりにぐっすりと眠りにつけたことも忘れない。
もちろん、その日を境にボクの生活や性格がガラリと変わったわけではない。
でも確実に、あの日、ボクは生まれ変わることができた。
あの日から約1年が過ぎ、今のボクは毎日を楽しく、生きがいを持って日々を過ごしている。
どのように変化していったかはまた書き綴っていきたいと思う。
変化が激しく、情報が行き交い、不安が多い今の社会で、サウナはたくさんの人の心を支えている場所だとボクは信じている。
もっとサウナを知りたい。
もっとサウナを通じてたくさんの人と出会いたい。
2020.03.14 Mr.Mushu
